切りすぎた目尻の赤みを改善【目尻切開修正　手術後1か月、1週、術直後】

切りすぎた目尻の赤みを改善

目尻切開修正　手術後1か月、1週、術直後

他院で目尻切開を受けていらっしゃいましたが、
目尻部の赤み、傷跡の改善を希望されてご来院されました
目尻切開修正を行いました

術後1か月です
まだ完成ではありませんが、より自然な形態となり傷跡も目立たなくなりました
目を大きくしたいというご希望があれば、術後6か月以降で調整が可能です
まずは目尻形態の改善を優先して治療を行っています

目尻切開のやりすぎとは？

過度な目尻切開により
赤い結膜がみえて露出し、目尻がぱっくり開いて不自然な形態となり
目尻切開の失敗として「目尻がパカパカしている」といわれている状態になることがあります
また、流涙、ドライアイなどの機能的な問題を生じることもあり
過度なたれ目形成と同様に、形態的、機能的な問題を生じる場合があります
目尻切開単独で大きな効果を出そうと無理をすると上記の合併症を生じます
そのため、通常の目尻切開の効果は限定的で、これのみで目を大きくすることは困難です
しっかり効果を出したい場合は、術式に工夫を加える、または下眼瞼拡大など他の術式と併用することが必要です

目尻切開の修正手術

雑誌「PEPARS」特集 美容外科の修正手術 〜修正手術を知り、初回手術に活かす〜 全日本病院出版 2021.8、No.176、27-32「美容外科手術によって生じた下眼瞼後退の修正術」

「下眼瞼下制と目尻切開の修正術」【第46回　日本美容外科学会(JSAPS)　パネルディスカッション1　 「眼瞼形成術後の修正術」】

上記で報告した方法をもとに行っています
術式の選択と矯正の程度に配慮することで十分改善が可能です
機能面だけでなく、つり目の傾向を強くしないように、目を小さくしすぎないように調節することが良好な形態を再建するために重要であると考えています

傷あとが目立つ、目尻が丸い、四角いなどの比較的程度の軽い症状でも調整可能です

目尻は修正したいが、目も大きくしたい場合は？

目尻切開の修正では、目尻の形態が自然な状態、元の状態に近づくため、目はやや小さく見える方向になります
修正手術によって目尻形態が改善した後であれば、目を大きくしたいと希望される場合、たれ目形成を追加してさらに大きく見せるように調整することが可能です

目尻の修正とたれ目形成を同時に行うことは、お互いの効果がでにくくなるため行っていません
たれ目形成により下方に緊張が加わるため、目尻の修正効果が出にくくなります
また、目尻修正により横方向に緊張が加わるため、たれ目形成をしても下方向に下がりにくくなります
まずは目尻形態を改善することを優先して治療を行っています

副作用、リスク(起こりえる可能性のあること)

腫れ、内出血、後戻り、外反、内反、逆さまつ毛、瞼の違和感、傷あと、睫毛側皮膚の知覚低下、左右差、ドライアイ、予定外重瞼線

価格(税込)

目尻切開修正　¥385,000