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高野医師のブログ
つり目の印象をなくして、優しいお目もとにしたいとのご希望に対して手術を行いました
術後1か月です
まだ完成ではありませんが、下瞼のつりあがる角度がゆるやかになりさらに優しいお目もとになりました
今後さらに自然でなめらかな下眼瞼形態となっていきます
たれ目形成は、ご希望に合うように下げ幅、形を調節できます。
たれ目の印象を強くせず横方向に大きく見せることも可能です
お顔の余白が減り中観面も短く見えます
下眼瞼拡大(たれ目形成、グラマラスライン形成)は程度の調整が重要です
機能障害を生じるリスクが高い過矯正に十分注意する必要があります
そのため、初回手術も、修正手術の経験が豊富なクリニックで検討されることが望ましいと考えます
一見、大きな効果がでているようにみえても、三白眼の程度が強い、極端なたれ目などはドライアイ、下眼瞼の可動制限、表情の不自然さなども生じるため注意が必要です
また、目尻切開も程度の調整が需要です
目尻の赤みが強い(結膜の露出)、目尻の形態の不良(目尻が丸い、四角いなど)、傷あとが目立つ状態は機能的にもよくありません
第46回 日本美容外科学会(JSAPS)で報告した方法
パネルディスカッション1 眼瞼形成術後の修正術
「下眼瞼下制と目尻切開の修正術」
①お好みの形態を再現すること
たれ目形成をお受けになる方のご要望は様々です
たれ目は好きではないが、目を横に広げたい
しっかりたれ目にしたい
三白眼にならない範囲で大きくしたいなど
お好みに合わせて行うことが可能です
②きれいなカーブを形成すること
ポイントで下がってしまうときれいなカーブが出ず角ばりを生じ不自然さを生じる場合があります
効果を出しつつもできるだけ自然にみえるように下眼瞼のラインをできれだけきれいなカーブとするように意識しています
③後戻りを防ぐこと
後戻りを生じる傾向のある手術となります
あと戻りを予防する工夫をすること、後戻りを予測した下げ幅とすることが重要です
④左右差を調節すること
つり目が強い方は下がりにくい場合が多いですが、後戻りの量も対側より大きくなる傾向があります
⑤目尻(外眼角)の形態を崩さないこと
下眼瞼を下げて大きくする手術の性質上、下げれば下げるほど目尻は丸くなり外眼角の形態が不自然になる傾向があります
目尻切開との併用によりデザインを工夫することも重要です
アジア眼形成外科国際交流会(中国 成都 2023.6.3)で報告
「私が行う下眼瞼拡大術とその修正手術」
高野敏郎
大学病院を中心として、顔面の様々な疾患に対する高度な診療に10年以上専念しました。
美容外科を専門としてからは、その経験と技術を土台として、まぶた、鼻、そして他院修正手術に力を入れて取り組んでまいりました。
あなたのご希望に寄り添ったうえで、私自身の感性を生かしつつ、デザイン、バランスにこだわる手術を心がけています。
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