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NK療法(免疫細胞療法)

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NK療法(免疫細胞療法)

NK細胞とは

人の体内には、自分とは異なる“異物”を認識し、排除することでがんや感染症から自らを防御する働きである免疫が存在します。この免疫機能の中心的な役割をしているのが「NK細胞」です。NK細胞は常に全身を監視しており、外敵の侵入を確認するとすぐに攻撃を開始します。がん細胞やウイルスに感染した細胞に直接攻撃できるのもNK細胞の特徴です。健康な方でも毎日3000~6000個ほどのがん細胞が生まれているといわれています。これらの免疫細胞が十分機能することによって、がん細胞は放置されることなく日々抑制されているのです。

NK細胞免疫療法とは

がん予防において、免疫の中心的な役割を果たすNK細胞の機能は極めて重要なものです。しかし年齢とともに細胞数の減少だけでなく活性も低下してしまいます。また喫煙や肥満、飲酒、ストレスなどの影響も受けやすい細胞であることもわかっています。これらNK細胞を積極的に補うことで、免疫力を増強させる治療がNK細胞免疫療法です。
患者さまの血液を採血することで一度体の外に取り出し、専門の細胞培養加工施設にてNK細胞を培養します。培養して増殖・活性化させたNK細胞を点滴で体内に戻すことによって免疫力を高め、体内のがんの原因となり得る異常細胞(がん細胞、ウイルス感染細胞など)を排除しやすくします。培養することによって数だけでなく活性化も上昇するため、より異常細胞に対して攻撃する力が強くなった状態で体内に戻すことができます。また、培養したNK細胞は患者さま本人の細胞のため副作用のリスクが低く、採血と点滴投与のみで行うことができるため体への負担が少ない治療法です。

回数、頻度

2-4週間ごとを目安に6回(1クール)の継続的な投与をおすすめしております。

NK療法の手順

NK療法の手順の図

投与スケジュール

投与スケジュールの図

料金

1回 ¥440,000
3回 ¥1,320,000
6回 ¥2,640,000

※検査代等別途追加料金がかかる場合がございます。
※初回診察料 ¥3,000

リスク、副作用

ダウンタイムがなく重篤な副作用がない治療となりますが下記の報告があります。


  • 一時的な発熱。
  • リウマチや膠原病などの自己免疫疾患の悪化。

NK細胞療法を受けられない方

  • リウマチや膠原病などの自己免疫疾患の方
  • 白血病や悪性リンパ腫などの血液がんの方
    ※その他部位のがん治療中、既往のある方は一度医師にご相談ください。
  • 牛アレルギーのある方(投与可能な場合もございますためご相談ください。)
  • 妊娠中、授乳中の方

施術時間

初回:カウンセリング、採血 1時間程
2回目以降:問診、点滴投与 45分程

Q&A

培養の前と後でのNK細胞の変化は?
最新の培養技術によって2週間ほど無菌状態でNK細胞を数百倍~数千倍に増殖させます。数だけでなく細胞の活性度も高まることがわかっています。
採取する血液量を教えてください?
採取する血液量は毎回50cc~60㏄です。一般の献血での採取量が400ccでることに比べると多い量ではありません。
NK細胞療法のデメリットは?
NK細胞療法での重篤な副作用は報告されていません。 ごくまれに発熱や発疹、倦怠感などがみられることがありますが、ほとんどが軽度の症状で落ち着いています。