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高野医師のブログ
♦︎美容外科の修正手術
-修正手術を知り、初回手術に活かす-♦
PEPARS No.176 2021.8
形成外科雑誌PEPARSの特集で
「美容外科手術によって生じた下眼瞼後退の修正術」
を執筆させていただきました
たれ目形成、グラマラスライン形成の修正に関しての内容です
たれ目形成の術後、元に戻す方向で修正する場合には下眼瞼後退に準じた治療が必要になることがあります。
下眼瞼後退の治療にあたっては、前葉、中葉、後葉の問題(特に組織の不足の有無)を把握しそれぞれにアプローチすることが重要であると考えています。
組織の不足が軽度である症例では十分な剥離操作のみで改善できる場合もありますが、不足が高度の場合は、組織を補い後戻りを防ぐ必要があります。
前葉の不足がある症例に対しては、整容面を考慮してmidfaceliftを利用し頬部皮弁により皮膚の不足を補い、後葉の不足がある症例に対しては、硬口蓋粘膜移植を行っています。
後戻りを予防する目的で外眼角固定も行っています。
できるだけ過矯正とならないように配慮しながら、状態に適した複数の手術を組み合わせて治療を行うことが重要であると考えています。
より良い結果を出せるように引き続き経験を積んでいきたいです
高野敏郎
大学病院を中心として、顔面の様々な疾患に対する高度な診療に10年以上専念しました。
美容外科を専門としてからは、その経験と技術を土台として、まぶた、鼻、そして他院修正手術に力を入れて取り組んでまいりました。
あなたのご希望に寄り添ったうえで、私自身の感性を生かしつつ、デザイン、バランスにこだわる手術を心がけています。
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